不動産投資ローン
賃貸を目的として不動産を購入する際にローンを利用いただく場合の留意点
賃貸を目的として不動産を購入する際にローンを利用いただく場合は、以下の各項目にご留意ください。
ローンの返済、賃貸および収支について
ローンは、長期間にわたって元利金を返済する契約のため、返済期間中に以下のような状況になる可能性があります。
- 購入した賃貸用不動産の、経年による劣化および賃貸市況の軟化などを理由として賃貸収入が減少する可能性、または空室が発生する可能性もありますが、そのような場合にもローンの返済は継続していただきます。
また、賃貸用不動産が経年により劣化した場合には、修繕・設備投資などの出費が必要になることがあります。 - 急激な金利上昇などにより返済額が増加し、賃貸収入を大きく上回る場合があります。
金利変動の仕組みなどは、借入金利と返済方法をご確認ください。
購入した賃貸用不動産の売却を検討する場合について
このローンの利用で購入した不動産を売却するとき、以下のような状況になる可能性があります。
- 賃貸用不動産は、金融商品(株式・預貯金など)と比較して、一般的に流動性・換金性が低いといわれています。
売却までに時間がかかる場合や、希望の金額で売却できないなどの可能性があります。 - 賃貸用不動産の市場価格は、一般的に、その時点での金利情勢、不動産市況などを要因として変動していますので、売却時期により、売却価額が購入価額を下回る場合があります。
また、売却価額がその時点でのローン残高を下回り、一部ローンが残る場合も、一括での返済が必要です。
※ ローン利用中に、購入した不動産の売却を検討する場合は、早めに当社にご相談ください。
ローンを利用して複数の不動産を購入する場合について
昨今、複数の不動産をローンで購入した結果、返済が困難になる方が増えています。
短期間のうちにローンを利用して複数の不動産を購入する場合は、自身の将来の給与収入やライフサイクルの変化による出費の増加(結婚、教育費用など)を見据えたうえで、返済計画の確実性について確認してください。
賃貸用不動産の購入に際し、お客さまが締結する主な契約、確認する規約などについて
ローンの申し込みに際して、購入した不動産の販売会社と事前に締結した次のような契約や確認する規約などについても、内容を再度ご確認ください。
主な契約・規約など | 内容 |
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不動産売買契約(※1) | 不動産売買における基本契約書 |
重要事項説明書(※1) | 売買不動産についての重要事項の説明書 |
マンション管理規約(※2) | マンションの維持管理に関する規約 |
賃貸借契約(※1) | 入居者と締結する賃貸借における諸条件を記載した契約 |
管理委託契約(※2) | 管理会社との管理委託契約 |
家賃保証契約(サブリース契約)(※2) | 家賃保証に係る諸条件を盛込んだ契約で、賃貸借契約とセットの場合が多い |
集金代行契約(※2) | 家賃の回収を管理会社等に委託する場合の契約 |
(※1) 必ず締結する契約
(※2) ケースによって締結する契約