2020年6月23日

統計データは知っている!みんなのお金と投資の事情 統計データは知っている!みんなのお金と投資の事情

昨年、老後2,000万円問題が騒がれました。それを契機に、将来について改めて考えた人も多いでしょう。
一口で「老後2,000万円」と言っても、私の上司のようにリタイア後に夢だったペンション経営を始めた人もいれば、海外旅行を満喫している人、ご家族の介護で多額の費用が必要になった人…老後もさまざまです。もちろん、人によって必要な金額は異なりますが、では自分はいくらあれば「安心」といえるのか、具体的には想像がつかない、という人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、気軽に話題にしづらいお金の話。みんながどんな備えをしているのか知る機会は多くありません。実際のところ、どのような金融資産をどれくらい持ち、将来に備えているのでしょうか。

みんなの金融資産、どれくらい?

金融広報中央委員会が2019年に実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、日本における金融資産保有額の平均値は、単身世帯で645万円、2人以上世帯で1,139万円。世帯主の年齢別に見ると、40歳代は694万円、50歳代は1,194万円、60歳代は1,635万円、70歳代以上は1,314万円でした。「老後2,000万円」と聞いたあとでは、思っていたより少なく、心もとなく感じますね。

※単身世帯調査は全国2,500世帯(20歳以上70歳未満で、単身で世帯を構成する者)、2人以上世帯調査は全国8,000世帯(世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯)が対象

金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)とその内訳

次に、金融資産の内訳を見てみましょう。
単身世帯では、預貯金が44.2%、有価証券(債券・株式・投資信託)が34%。2人以上世帯では、預貯金が42.8%、有価証券が19.7%。資産の約40%を預貯金に、約20%~40%を投資に振り分けているという結果です。ベストなバランスは人により異なりますが、手堅い預貯金と投資をバランスよく活用している人が多い印象ですね。

ちなみに、日本銀行調査統計局が2019年に公表した「資金循環の日米欧比較」によれば、米国では、預貯金の割合はたった約15%。一方で、有価証券の割合が約50%にのぼります。日本に比べて、投資による資産形成がメジャーなんです。ユーロ圏は日本と米国の中間くらいです。日本において、金融資産に占める有価証券の割合が少ないのは、バブル崩壊後なかなか相場が上向かず、投資自体にマイナスのイメージを持つ人が多いことも一因かもしれません。

資産運用する人は増加傾向?

日本において、投資を始める人の割合を見てみましょう。
株式や投資信託などに投資したことがある人の割合は、2017年が35.7%、2018年が35.9%、2019年が49.8%でした。2019年に一気に伸びたのは、老後2,000万円問題の影響もあるのでしょうか。直近では、新型コロナウイルスの影響により世界の生活様式や価値観が一変する中、証券会社の新規口座開設数が増加しているとの報道もありました。いずれにしても、投資に対して前向きな人が増えてきていることは事実のようです。

資産運用は必要?

2019年公表の金融審議会「市場ワーキング・グループ報告書」によると、高齢夫婦世帯の1カ月の実支出は26.4万円に対し、年金などを含む収入は平均20.9万円。不足の5.5万円が30年間つづくと5.5万円×12カ月×30年=1,980万円(≒2,000万円)になります。
取り崩しとは別に、急な出費がないとも言い切れません。「老後2,000万円」と一口で言っても、2,000万円って、意外と心もとない金額だと思いませんか。

では、理想とする老後には、どれくらいの金額があれば足りるのか。2,000万円?それとも3,000万円?5,000万円?…。この機会に、理想とする生活のためには「大体いくらくらいあればいいな」という金額を考えてみてはいかがでしょうか。目標金額がはっきりすれば、預貯金で事足りるのか、はたまた多少リスクを取って資産運用を検討したほうが良いのか、おのずと見えてくるはずです。

人生100年時代といわれる今、ある程度のまとまった金額を用意しておくことは、その時々での選択肢を広げることにもつながります。やりたいことが10年後、20年後に変わることがあるかもしれない。突然、新しい夢ができるかもしれない。海外で暮らしたいと思うようになるかもしれない。宇宙にロケットで行けるようになるかもしれない。孫のために、資産を残してあげたくなるかもしれない…。

もちろん、将来のことは誰にもわかりませんから、「慎ましい老後生活を送るのはツマラナイかも」「やっと手に入れた自由を思う存分満喫したい」というようなぼんやりとした目標でも良いと思います。

そんなことを考えたとき、預貯金だけでは足りなそうな場合。預貯金はあるけれど少し心もとない、という場合。充実したゆとりのある老後を送るために、投資をひとつの選択肢とするのも良いかもしれません。実際に、将来の資産形成を目的にした「積立投資」や「中長期投資」はメジャーな存在となりつつあります。当然、投資にはリスクが伴いますので、それぞれの金融資産状況や目的によって、どんな商品に投資すれば良いのかは異なります。リスクについては、別の機会にお話します。

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