2021年02月15日

シリーズ02「ESG投資を身近に考える」 アフリカの子どもたちが作ったチョコレート? シリーズ02「ESG投資を身近に考える」 アフリカの子どもたちが作ったチョコレート?

今年もバレンタインデーの季節となり、店頭にさまざまなチョコレートが並んでいる。
皆さまは、このチョコレートがどこでどうやって作られたものか、考えてみたことがあるだろうか。
チョコレートの主原料はカカオである。現在、世界のカカオ生産の約7割をコートジボワール、ガーナ、ナイジェリア、カメルーンといった西アフリカの国々が占めており、日本はカカオ輸入量の約7割をガーナに依存している。
出典:農林水産省「農林水産物輸出入概況 2019年」

コートジボワールとガーナでは、210万人の子どもがカカオ産業に従事していると言われている。(※)
カカオ栽培には、農薬の塗布や刃物の使用など、子どもの身体に危険をもたらす作業がある。また、十分な教育を受けられない子どもも多く存在する。
(※)出典:国際協力機構(JICA)

こうした問題に対応するために定められたのが、「国際フェアトレード基準」である。フェアトレードとは「公正な取引」を意味する。
児童労働を禁止し、安全な労働環境を保証、そしてなによりも児童労働を生み出す「貧困」の連鎖を断ち切るため、乱高下する国際市場価格に対し、生産者が対価を得られるよう、持続可能な生産と生活を支えるフェアトレード価格を設定している。また、フェアトレードでは環境面でも厳しく基準が定められており、森を破壊したり、危険な農薬を使ったりすることなく自然環境を守りながら生産することが求められている。
出典:特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン

ESG投資では、メーカーや輸入業者などに、児童労働における生産者の管理や国際フェアトレード基準を守るよう呼び掛けている。

私たち消費者の立場からできることは、「フェアトレード・チョコレート」を選ぶこと。チョコレートを選ぶ時に、フェアトレードマークの有無を意識してみてはいかがだろうか。

オリックス銀行株式会社
役員補佐
資産運用営業部 部長
ESG投資アドバイザー

1990年代半ばより15年以上にわたりファンドマネージャーとして年金等の資産を運用。
ESG投資のグローバルリーダーであるオランダの投資顧問会社ロベコのInvestment Officerを経て、2015年より現職。オリックス銀行の投資信託事業にてESG投資に優れたファンドの選別に従事する。

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