2021年1月29日

資産運用にも取り入れたい「ESG」 気になるパフォーマンスは? 資産運用にも取り入れたい「ESG」 気になるパフォーマンスは?

プラスチック製品の減少や、コロナ禍でのオンライン環境整備。
前回は、さまざまな企業でESGを意識した活動が行われていることをご紹介しました。
レジ袋有料化、紙ストロー、テレワーク 共通点は「ESG」

ESGは資産運用の「ものさし」

ESGとは、企業が「長く成長を続ける企業」として評価されることに加え、利益をあげることも重視している視点でしたね。
「長く成長を続ける企業」であることは、私たちが投資先を選ぶ際にも大切にしたいポイント。そう、ESGは資産運用をするときの重要なものさしになるんです。

人生100年時代と言われる現代、長生きがリスクになる時代に突入しています。
できるだけ金融資産を減らさないために、資産運用したいと考えている人も多いでしょう。そんな時代だからこそ、リスクを分散させながら長い目で資産形成できる「ESG投資」に注目が集まっています。

投資の世界でESGが注目されるようになったのは、2006年に国連のアナン事務総長(当時)が「PRI(責任投資原則)」を提唱したことがきっかけです。
PRIとは「個人のお金を集めて運用する機関投資家が投資をする際には、ESGを考慮していきましょう」という国際的なガイドラインです。

PRIの6つの原則
  1. 投資分析と意思決定のプロセスにESGの視点を組み入れる
  2. 株式の所有方針と所有慣習にESGの視点を組み入れる
  3. 投資対象に対し、ESGに関する情報開示を求める
  4. 資産運用業界において本原則が広まるよう、働きかけを行う
  5. 本原則の実施効果を高めるために協働する
  6. 本原則に関する活動状況や進捗状況を報告する

PRIへの署名は増加し続け、2020年12月現在、世界では3,586、日本では90の投資機関が賛同。それに伴いESG市場も拡大しているんです。

実はあなたも、ESG投資をしている?

実際に、ESG投資額がどれくらい増えているのかを見てみましょう。
世界全体では2016年から2018年までの2年間で34%増加。そして同じ2年間で日本は増加率が世界1位の460%で、現在310兆円(2020年)!ものすごい急成長ぶりです。

世界全体のESG投資額は34%増加

この急成長の背景には、公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の存在があります。世界最大規模の機関投資家であるGPIFが、2017年からESG投資を始めたことをきっかけに、国内のESG投資への関心が一気に高まったのです。
私たちの年金もESG投資されているなんて、興味深いですね。

ESG投資のパフォーマンスは?

ESG投資とリターンの関係性についてはさまざまな意見が存在しますが、ESGは、企業が長期的に成長するための重要な要素になりつつあることは、前回のコラムでお伝えしたとおりです。
すでに多くの企業が、環境や社会問題などの課題に取り組むことで社会からの評価を得るだけでなく、ESGにいち早く対応することで大きなビジネスチャンスを見つける、リスクを回避するという行動を取っています。

実際に、ESGの観点を取り入れた指数の方が、パフォーマンスが良いというデータもあります。

投資スタイルに取り入れたい「ESG」

多くの投資家から期待が寄せられているESG投資。
コロナ禍でさまざまな社会問題が浮き彫りになる中、ESGの観点を重視し積極的に経営戦略に取り入れている企業に、今後ますます注目が集まるものと期待されます。

自分の投資スタイルにもESGの視点を取り入れて、長く成長を続ける企業と共に資産も成長させていきたいですね。

コラムに関する注意事項

本コラムは一般的な情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘することを目的とするものではありません。
当社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づきますが、その正確性や確実性を保証するものではありません。
外部有識者の方にも本コラムを執筆いただいていますが、その内容は執筆者本人の見解等に基づくものであり、当社の見解等を示すものではありません。
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