2021年1月21日

レジ袋有料化、紙ストロー、テレワーク 共通点は「ESG」 レジ袋有料化、紙ストロー、テレワーク 共通点は「ESG」

身近なところで感じる変化

日々の暮らしの中で、こんな変化を感じていませんか。

たとえば、買い物をするとき。
衣料品や雑貨店では、プラスチック製レジ袋がなくなり再生紙100%の紙袋だけになっていたり、雨の日に付けてもらっていたレインカバーがなくなっていたりしますよね。
また、スターバックスコーヒーではストローがプラスチックから紙製に変わり、アサヒ飲料などが販売するペットボトル飲料には、プラスチックラベルが付いていない商品も見かけるようになりました。

そして、コロナ禍では私たちの働き方や企業活動にも大きな変化がありました。
2020年4月の緊急事態宣言後、正社員のテレワーク実施率は、全国平均で27.9%(※)となりました。これはそれまでの2倍以上の水準にあたります。ZoomやMicrosoft Teamsといったビデオ会議システムを初めて利用した人も多いのではないでしょうか。
店頭からマスクが消え、医療現場で人工呼吸器や防護服が不足した頃には、「シャープがマスク生産を開始」「トヨタが人工呼吸器や防護服の増産支援へ」といったニュースに驚かされました。

このように、私たちの身近なところで、企業活動が大きく変わってきています。

(※) パーソル総合研究所「第四回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査」より引用

企業活動の変化に「ESG」あり!

企業活動が変化している背景に、実は「ESG」があるんです。

ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の3つの企業活動について評価するもので、それぞれの頭文字を取った言葉。
環境に優しい製品を作る活動などは「E」、従業員が働きやすい会社にする活動などは「S」、経営体質をクリーンにする活動などは「G」として評価されます。

ESG

CSR(※)に似ているのでは?と思う人もいるかもしれません。
CSRは「環境や社会に良いこと」を企業の社会的責任として行いブランディングするもので、必ずしも利益につなげることは目的ではありません。
一方のESGは、投資家や取引先に「環境や社会問題に取り組み、長期的に成長しそう!」と評価されるよう企業が戦略的に取り組みながら、利益アップを目指します。

(※) corporate social responsibility(企業の社会的責任)

具体的に先ほどの例で考えてみましょう。
魚やそれを食べる私たちの身体に影響を与えるとされるプラスチックゴミを減らす取り組みは、「E」(環境)の評価。コロナ禍で、異業種ながらも不足する物資の生産に乗り出す企業は、「S」(社会)の評価。さまざまなリスクを想定し、迅速にテレワーク環境を整えたり、オンラインサービスを強化したりする企業姿勢は「S」(社会)や「G」(ガバナンス)の評価、というように、それぞれ評価を得られそうですね。

すでに「共通の価値観」に

このようにESGの観点からさまざまな取り組みを行い、それを発信する企業が増えています。
「環境に優しい商品・サービスを選びたい」「働き方改革に取り組む企業で働きたい」といった意識が社会全体に拡がり、ますます企業の取り組みを加速させているのでしょう。

今やESGは一過性の流行ではなく、持続可能な社会を作っていくために必要な「共通の価値観」になっているのですね。

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