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留学資金はいくらかかる?海外留学のために利用できるローンについて

「語学力をつけてキャリアアップしたい」「海外での経験を活かし、グローバルに活躍したい」など、海外留学を夢見る人は多いもの。しかし、夢を実現するためには留学にかかるお金のことを知っておかなくてはなりません。

「どのぐらい費用がかかるのか」「手持ちの資金が足りない場合はどうしたらいいのか」といったお金に関する疑問は留学前にしっかりと解消しておく必要があります。留学費用は行き先や期間などによっても異なりますが、どのような留学スタイルでも資金の計画と準備をしっかりしてのぞみましょう。

目次

1. 海外留学費用はどれぐらいかかる?

1.1 海外留学にかかる費用と目安

「語学を学ぶ」「キャリアアップに活かす」「海外の教育を受けてみたい」など、海外留学の理由はさまざまです。しかし、誰もが「海外留学するための費用がいくら必要か」ということは気になるのではないでしょうか。ひとくちに留学といっても、学位を取得する大学・大学院への留学や、語学学校への語学留学、専門スキルを身に付けるための専門機関への留学など、さまざまなタイプがあります。

留学のタイプによって授業料は違いますし、行き先によってかかる交通費や滞在期間などによっても費用は大きく変わります。

留学前の費用と目安(準備期間)
  • 航空運賃: 行き先や時期によって異なり、10~25万円
  • 海外留学保険: 留学タイプ、滞在先、期間などによって異なり、20~30万円/年
  • パスポートやビザ申請料金:10年旅券(20歳以上)は1.6万円、5年旅券(12歳以上)は1.1万円。ビザ申請料金は国や種類により1~5万円
  • ビザ取得に必要な健康診断: 国・必要項目によって異なり、0.5~3.5万円
  • 海外留学渡航サポート料金:エージェントや留学タイプによって異なり、3~100万円
留学後の費用と目安(滞在中)
  • 授業料: 留学タイプ、教育機関などによって異なり、短期の場合で15~50万円/月。大学の留学プログラムによっては不要の場合も
  • 滞在費(ホームステイ・寮・シェアハウスなど):地域や滞在タイプによって異なり、5~15万円/月

このほか、ホームステイや寮などの滞在費に含まれていなければ、別途食費がかかります。滞在先から学校までの交通費や通信費なども忘れてはいけない費用です。もちろん、滞在中のお小遣いも欲しいですね。これらは滞在先の物価や過ごし方にもよりますが、ひと月当たり4~5万円は見積もっておくと安心でしょう。

1.2 留学先で費用に差が?留学費用が高い国・安い国

海外留学資金を計画するときには、為替レートや留学先の物価の影響も気に留めておきたいことの一つです。授業料の高い低いについては、教育内容の充実度の違いに左右される場合もありますが、留学にかかる費用全体を見ると為替レートや物価の影響で高い国と安い国の差が出てきます。

特に、日本の銀行口座からカードで支払いをするような場合には、為替相場の動きによっても生活費にかかる負担が変わってきます。留学中の一定期間では大きな変動はないかもしれませんが、資金計画の際には為替相場の変動を見込んで、ある程度の幅を持たせておくと安心です。

「留学はお金がかかるもの」と当たり前に思っている方も多いかもしれませんが、できれば費用を抑える工夫もしたいものです。そのためには、物価などが安い国や地域を選ぶのもいいでしょう。例えば、「英語を学ぶ」というのが目的なら、アメリカやカナダ、イギリス、オーストラリアなど、いくつかの候補が浮かびますが、その中から物価などが安い国を選ぶという方法もあります。

ただし、同じ国でも地域によって物価に大きな差がある場合もあるので注意が必要です。例えば、アメリカのニューヨークは他の地域よりも物価は高めです。このような現地の物価情報もチェックしながら、留学先を選ぶようにするといいでしょう。海外留学で人気の国にアメリカ、カナダ、オーストラリアについて、それぞれの国への留学費用の目安を表にしてみました。

国によって異なる留学費用(授業料+滞在費など)の目安
  アメリカ カナダ オーストラリア
短期語学留学(12週)※1 90~110万円 50~85万円 60~85万円
長期語学留学(48週)※1 340~435万円 200~335万円 250~325万円
大学留学※1 380万円/9カ月 270万円/9カ月 350万円/9カ月
高校留学※2 132~171万円/年 (交換留学プログラムを利用の場合) 公立:150~200万円/年
私立:246~492万円/年
210~298万円/年
為替レート(2018年12月19日現在) 1米ドル=約112円 1カナダドル=約82円 1豪ドル=約80円

※1 参照:「2017年留学ジャーナルからの出発者による統計」(留学ジャーナル)

※2 参照:「高校生のための国別留学ガイド」(トビタテ!留学JAPAN)

為替レートは変動するので、一概に国別の留学費用の高低を比較するのは容易ではありません。しかし、例えば、レートが近いカナダとオーストラリアを比べてみると、費用はカナダの方が低めであることがわかります。実際には学校や地域によっても差がありますが、参考にしてみるといいでしょう。

留学費用を抑えるもう一つの方法は、長期割引プログラムなどで授業料の割引が適用される学校を選ぶことです。短期から長期まで選べる語学学校などでは長期で通うほど割安になることがあります。学校によっても割引制度があるかないかが違いますから、しっかり確認しましょう。

また、語学学校では大学などのように学期開始時期が決まっていないので、渡航費用(航空運賃)の安いシーズンに行くのも費用を抑えるコツです。ほかにも、ワーキング・ホリデーで働いた収入を費用に充てるという方法もあります。この場合は、学生ビザを取得するのではなくワーキング・ホリデービザが必要です。

なお、ワーキング・ホリデー制度を導入しているのは、22か国・地域(2018年11月1日現在)のみなので、利用する場合はしっかり調べておきましょう。なお、現地で働けるつもりでいても実際には、「就職先が見つからない」「想定していたよりも収入の額が少ない」などということも少なくありません。資金計画の際にはワーキング・ホリデーでの収入を組み込まず、「用意していた貯蓄を使わなくて済んで良かった」となる程度に考えておくのがおすすめです。

2. 海外留学するなら奨学金制度を上手く利用しよう

2.1 学生留学の場合、公的機関での奨学金制度が充実

将来世界で活躍できるグローバル人材が増えることは、日本社会にとっても非常に大切なことです。こういった人材が育つ願いも込めて、高校生や大学生の留学に関しては、国や公的機関からのさまざまな経済支援や奨学金制度が用意されています。その一例として、文部科学省が官民協働で行っている留学推進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」の支援制度を紹介します。

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(高校生コース・大学生等コース)

世界で活躍や貢献をしようとする意欲のある高校生や大学生の留学を支援することを目的としています。留学先では日本や日本の地域の良さを発信するアンバサダー(大使)活動を、帰国後には留学先での体験を周りに伝えるエヴァンジェリスト(伝道師)としての活躍が期待されています。留学内容や渡航先・期間を生徒が自由に設計できることや、受け取る奨学金は返済不要なのが魅力です。

日本代表プログラム地域人材コース

地域人材コースは、グローバルな視点でローカルの発展に貢献するリーダーの候補を応援することが目的です。国際マーケティングや海外生産マネジメントなど、地域の活性化に資すために各地域が設定した独自のテーマに取り組む意欲のある人材をサポートする内容です。

奨学金を利用できれば必要な資金準備も軽減されますが、応募要件や募集期間が限定されているため希望しても利用できないこともあります。そんなときの対策として、教育ローンなども検討してみましょう。

2.2 社会人留学でも奨学金制度が使える場合も

社会人になってから学び直しをする人が増えている中、社会人が海外留学をするケースも少なくありません。年齢制限や学歴、英語のレベルなど学生とは異なりハードルが高めですが、社会人であっても学生と同じように返済不要の奨学金があります。まずは、募集要項を確認した上でトライしてみてはいかがでしょうか。

独立行政法人 日本学生支援機構の「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」

社会人でも申し込める返済不要の留学奨学金制度として代表的なものに、日本学生支援機構の「海外留学支援制度(大学院学位取得型)」があります。社会人の場合、は個人応募制度を利用することになり、留学期間開始時点で大学にも企業にも雇用されていないことが要件の一つです。年齢は取得を目的とする学位によって異なり、「修士」が35歳未満、「博士」が40歳未満です。

また、地方自治体が行っている給付型の留学奨学金もあります。自治体実施の奨学金は、一般的にその自治体に居住していることが要件です。そのため、すべての人にチャンスがあるわけではありませんが、自分が住む自治体ではどうか確認してみるといいでしょう。

「埼玉発世界行き」奨学金

埼玉県では「埼玉発世界行き」奨学金という制度を実施しています。3つのコースがありますが、社会人は「学位取得コース」への応募が可能です。40歳未満の人で、海外の大学・大学院へ学位取得を目的とした留学をする人が対象です。奨学金の額は年間100万円なので、チャンスがあれば応募してみてはいかがでしょうか。

その他、音楽、経済、医学、芸術、情報、理工系など専門分野での海外留学を対象に、返済不要の留学奨学金を実施する機関もあります。

公益財団法人 中島記念国際交流財団「海外留学奨学金」

公益財団法人 中島記念国際交流財団が実施する「海外留学奨学金」は、情報科学・生命科学・経営科学を対象分野としています。これらの分野で修士号・博士号の取得を目的として海外留学する30歳以下の人が応募できる制度です。支度金50万円や復路航空賃、授業料の他に奨学金として月額20万円が支給されます。

返済不要で、金額的にも魅力的な社会人向けの海外留学奨学金ですが、学生のそれと同じく、募集時期が限定されている上に、募集要件にも多くの制限があるためハードルの高さは否めません。奨学金を申し込みつつ、いざというときのためにローンを活用することも検討してみましょう。留学前は社会人でも留学期間中は基本的には働けないため収入はなくなります。

奨学金を申請しても、通らなければ貯蓄を取り崩して生活することになりますが、帰国後、日本での生活再開時のためには手元資金を残しておくことも大切です。そのため、渡航準備のための費用、また急な出費にも対応できるカードローンが重宝します。資金面の不安を防ぎ、安心して勉強に集中することができるよう、ローンカードを1枚持っておくだけで心強い味方になってくれるのではないでしょうか。

まとめ

海外留学にかかる費用は、学校の種類や滞在期間、滞在先での生活スタイルなどによって大きく変わってきます。同じ留学のタイプでも、教育内容の違い、物価などの影響や国によっても費用は異なります。学生が留学する場合、国や公的機関からの経済的支援制度や奨学金があるため、利用できれば留学費用の自己負担を軽減できます。

キャリアアップのための社会人留学も返済不要の奨学金制度はありますが、要件は学生の場合に比べてハードルが高くなっています。費用の準備は計画的に行いたいけれど、時間をかけられないときや、経済的な安心のためには、カードローンを利用するのも一つの方法ではないでしょうか。

プロフィール

續 恵美子(つづき・えみこ)
ファイナンシャルプランナー(CFP®)

生命保険会社にて15年勤務した後、ファイナンシャルプランナーとしての独立を目指して退職。その後、縁があり南フランスに移住。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。生きるうえで大切な夢とお金のことを伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。