2010年3月期 中間決算概況について
2009年11月16日
各 位
オリックス信託銀行株式会社
2010年3月期 中間決算概況について
オリックス信託銀行株式会社(本社:東京都港区、社長:潮 明夫)の2010年3月期中間(2009年4月1日~9月30日)決算の概況について、以下の通り発表いたします。
1. 損益の状況
資金運用収益は、住宅ローンや法人向け融資の推進等による運用資産の増加から120億91百万円(前年同期比21億33百万円増加)となりました。信託報酬は、国内の流動化市場の低迷等による信託財産残高の減少から5億26百万円(前年同期比98百万円減少)となり、役務取引等収益は、住宅ローン関連手数料や投資信託手数料収入の減少等から6億16百万円(前年同期比1億64百万円減少)となりました。以上により経常収益は、140億95百万円(前年同期比17億8百万円増加)となりました。
資金調達費用は、預金残高の増加等から41億80百万円(前年同期比12億14百万円増加)となりました。また、業容拡大により営業経費が43億70百万円(前年同期比6億28百万円増加)となりましたが、個別貸倒引当金の減少等により貸倒引当金繰入額が9億65百万円(前年同期比11億92百万円減少)となりました。以上により経常費用は、111億52百万円(前年同期比8億34百万円増加)となりました。
この結果、経常利益は、29億43百万円(前年同期比8億73百万円増加)、中間純利益は、17億41百万円(前年同期比5億15百万円増加)となりました。
2. 資産・負債・純資産の状況
貸出金は、住宅ローンや法人向け融資の増加等により6,582億23百万円(前期末比528億25百万円増加)となり、有価証券は、短期資金運用を目的とした短期社債等の増加により1,148億86百万円(前期末比407億46百万円増加)となりました。この結果、総資産は、9,050億35百万円(前期末比772億8百万円増加)となりました。
預金は、主に個人向けインターネット取引専用定期預金「eダイレクト定期預金」の増加により7,401億91百万円(前期末比729億54百万円増加)となり、負債の部合計は、8,119億88百万円(前期末比554億32百万円増加)となりました。
以上に加えて、経営基盤強化のため9月2日付で株主割当による200億円の増資を実施したことから純資産は、930億47百万円(前期末比217億76百万円増加)となりました。
3. 信託勘定の状況
信託財産残高につきましては、国内の流動化市場の低迷等により1兆7,206億5百万円 (前期末比1,248億35百万円減少)となりました。
4. 与信関連費用および不良債権の状況
与信関連費用は、9億65百万円(前年同期比11億92百万円減少)、貸倒引当金残高は、50億77百万円(前期末比21百万円増加)となり、リスク管理債権は、91億13百万円(前期末比5億72百万円減少)、対貸出債権比率は、1.38%(前期末比0.21%減少)となりました。
5. 自己資本比率
当社は標準的手法を採用しており、当中間期末時点での銀行法に基づく自己資本比率 (国内基準)は、12.12%、Tier I 比率は13.04%となりました。
参考計数
(金額単位:百万円)
当期 (2009年9月期) |
前期 (2008年9月期) |
増減額 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
経常収益 | 14,095 | 12,386 | 1,708 | 13.79% |
信託報酬 | 526 | 624 | △98 | △15.77% |
業務粗利益 | 7,511 | 6,965 | 545 | 7.83% |
営業経費 (業務粗利益・経費率) |
4,370 58.1(%) |
3,742 53.7(%) |
628 4.4% |
16.78% - |
経常利益 | 2,943 | 2,069 | 873 | 42.21% |
業務純益 | 2,757 | 2,938 | △181 | △6.16% |
当期純利益 (1株当たり当期純利益) |
1,741 2,624.73(円銭) |
1,226 2,043.33(円銭) |
515 △581.40(円銭) |
42.02% - |
総資産 | 905,035 | 647,330 | 257,705 | 39.81% |
純資産 | 93,047 | 69,949 | 23,098 | 33.02% |
信託財産 | 1,720,605 | 1,984,455 | △263,850 | △13.30% |
詳細は、当社ウェブサイトに掲載の「決算概況」をご覧ください。
以上