コラム
掲載日
2021.04.04

生涯年収ランキング!(地域・職種・業種別)人生で得られるお金を効率的に増やす方法は?

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株式会社ZUU

(画像=takasu/stock.adobe.com)

新社会人が入社したり、昇給が実施されたり、4月は年収を意識する時期だ。この記事では、地域・職種・業種別の生涯年収を紹介する。人生でどのくらいのお金を得られるのか?今の会社や業種で望む年収を実現できるのか?年収と今後のキャリアを考える材料にしてみてほしい。

日本の平均生涯賃金は?エリア・職種・業種別ランキング

働くことで得られる一生の収入総額、生涯賃金(生涯年収)。まず、大手転職サイトdodaが公表するデータをもとに、エリア別・職種別・業種別の生涯賃金ランキングを紹介する。

<エリア別ランキング>
エリア 全体 男性 女性
関東 2億3,543万円 2億5,799万円 1億8,465万円
東海 2億1,278万円 2億3,083万円 1億5,391万円
関西 2億733万円 2億2,806万円 1億5,879万円
北信越 2億89万円 2億1,264万円 1億5,812万円
中国・四国 1億9,916万円 2億1,388万円 1億5,448万円
九州・沖縄 1億9,318万円 2億986万円 1億4,733万円
北海道・東北 1億9,313万円 2億752万円 1億4,702万円

男女とも、関東が最も平均生涯賃金が高い。女性の場合、関東の次に年収が高いのは関西で、次に北信越、中国・四国と続く。

この結果だけ見ると、関東に行けば豊かな生活ができると感じるかもしれない。しかし、関東(特に東京、神奈川)は物価が高いという現実がある。また、格差の大きさが平均を押し上げる結果となっている可能性もある。一概に「生涯賃金が高い地域の方が生活しやすい」とは言い切れないだろう。

<職種別ランキング>
職種分類 全体 男性 女性
専門職
(コンサルティングファーム/
専門事務所/監査法人)
2億9,869万円 3億1,914万円 2億3,720万円
企画/管理系 2億6,893万円 2億8,331万円 2億3,083万円
技術系(IT/通信) 2億5,296万円 2億5,817万円 2億1,700万円
営業系 2億4,661万円 2億5,523万円 1億8,993万円
技術系(電気/電子/機械) 2億4,576万円 2億4,884万円 1億8,275万円
金融系専門職 2億4,124万円 3億777万円 1億7,979万円
技術系(メディカル/化学/食品) 2億2,464万円 2億3,998万円 1億9,236万円
技術系(建築/土木) 2億1,795万円 2億2,368万円 1億8,073万円
クリエイティブ系 2億6万円 2億1,655万円 1億7,670万円
販売/サービス系 1億6,678万円 1億7,727万円 1億4,538万円
事務/アシスタント系 1億6,220万円 1億9,588万円 1億4,920万円

職種別では、コンサルティングファームや専門事務所、監査法人が最も平均生涯賃金が高いという結果になった。続いて企画や管理、IT通信、営業と続く。

平均生涯賃金が高いといっても、コンサルティング業界は激務で有名だ。専門事務所や監査法人への勤務を希望するなら、勉強時間を確保し、資格を取得する必要がある。生涯賃金も大事だが、働きやすさや適性など総合的な観点から仕事を選ぶようにしたい。

<業種別ランキング>
業種分類 全体 男性 女性
総合商社 2億7,179万円 3億13万円 1億8,559万円
金融 2億5,561万円 3億840万円 1億8,182万円
IT/通信 2億5,391万円 2億6,621万円 2億869万円
メーカー 2億4,553万円 2億6,093万円 1億8,419万円
メディカル 2億3,703万円 2億7,523万円 1億7,924万円
専門商社 2億2,272万円 2億3,887万円 1億7,233万円
インターネット/広告/メディア 2億1,728万円 2億3,358万円 1億8,782万円
建設/プラント/不動産 2億1,299万円 2億3,032万円 1億6,300万円
小売/外食 1億8,729万円 2億264万円 1億5,475万円
サービス 1億8,691万円 2億151万円 1億5,999万円

業種別では、総合商社や金融、IT通信などの平均生涯賃金が高いという結果になった。一方、平均生涯賃金が低いのは小売外食、サービスなどだ。

業種の平均生涯賃金は、時代によっても変わる。今後、ITは今以上に伸びていく可能性がある。一方で、現状より平均生涯賃金が下がる業種もあるかもしれない。世の中のニーズを見極め、将来を予測しながらどの業種に身を置くかを決めることが重要だろう。

生涯年収の平均約2億円超は多い?少ない?

「ユースフル労働統計-労働統計加工指標集-(2020年)」によると、大学・大学院卒の60歳までの生涯年収(フルタイム正社員、退職金を除く)は、男性で約2億7,210万円、女性で約2億1,570万円だ。

この金額を見ても、多いか少ないか判断できないという人も多いのではないだろうか。

実際には、2億円超をすべて自由に使えるというわけではない。社会保険料や税金を20~30%納めると仮定すると、実際に使える金額は1億5,000万円から2億2,000万円ほどだ。

一生涯の生活費は1億円超!ライフイベントや老後への備えも

総務省の「家計調査(2020年)」の結果によると、平均消費支出は単身世帯で15万506円、二人以上世帯で27万7,926円だ。仮に22歳から働き始め、30歳で結婚して二人以上世帯になり60歳まで働くとすれば、生活費は次のように見積もれる。

15万506円×12ヵ月×8年=1,444万8,576円
27万7,926円×12ヵ月×30年=1億5万3,360円
合計約1億1,450万円

さらに、家計調査の消費支出には、ライフイベントに係る突発的な費用は含まれていない。結婚式の費用や出産にかかる費用、教育費、マイホーム購入時の頭金などをプラスする必要がある。これに加えて、老後資金の積立もしなくてはならない。

自分のライフプランを考えて早くから投資を!

生活費を考慮すると、生涯年収の平均約2億円超は決して余裕のある数字ではないとわかるだろう。自分の望む生活水準を叶えたいなら、労働収入を上げるだけでなく、投資による収入アップを図ることが大切である。

「お金を貯めてから投資を」というのは必ずしも正しい選択とは限らない。投資も経験が必要だ。早いうちから投資を始めることで、投資感覚を磨き、労働収入を超える副収入を得ることも可能かもしれない。

ライフプランを立て、どんな人生を送りたいかを思い描き、実現に向けて行動を起こすことが大切だ。

「生涯」という視点で物事を考える

初任給や昇給額を見て、一喜一憂するだけでは自分の望む人生を送ることはできない。「生涯」という長期的な視点で、今の自分の選択や行動を顧みることが大切だ。将来を思い描き、逆算して今やるべきことに取り組むことで、望む人生を引き寄せることができるだろう。

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