コラム
掲載日
2020.05.26

資産運用セミナーに参加する場合の
メリットや注意点は?

Writer

株式会社ZUU

これから資産運用を始める場合、どのように情報収集をするだろうか。資産運用に関する雑誌や書籍は数多くある。また、インターネットを活用すれば簡単に多くの情報を集めることも可能だ。

これらに加えて、対面を重視した資産運用セミナーに参加して学ぶことも選択肢の一つだ。この記事では、資産運用セミナーに参加して学ぶことのメリットとデメリットを解説する。昨今、活用されるようになってきたオンラインセミナーについても取り上げる。

なぜ資産運用を検討すべきなのか?

(画像=PIXTA)

近年、各種メディアでも、資産運用の必要性が取り上げられることが多くなった。銀行や証券会社の店頭では、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった資産形成を後押しするための税制優遇がアピールされている。

金融庁が「老後資金が2,000万円不足する」という報告書を出したこともあり、資産運用の重要性はより注目されるようになってきた。2,000万円という金額の大小はさて置き、人生100年時代を見据えて資産運用を検討している人も多いだろう。

資産運用の情報をどこから得るか

いざ資産運用を始めようとしても、運用商品の選択肢は多く、どれをどのように選ぶかが問題となってくる。さらに、金融商品の特徴も理解しておかなければならない。どのように、これらの情報を集めればよいだろうか。

資産運用の方法や種類は豊富

一口に資産運用と言っても、さまざまなものがある。各商品に特徴があり、リスクやリターンも異なる。

例えば、株式、国債、投資信託といった金融商品で資産運用を行う人もいるが、FX(外国為替証拠金取引)や暗号資産(ビットコインなど)に投資する人もいる。また、不動産や金といった実物資産で資産形成を行うこともできる。

このように資産運用の方法や種類は豊富だ。この中から自身に合った運用方法を見つけなければならない。

情報が簡単に手に入る現代社会

世の中には資産運用に関する情報があふれている。書店へ行けば資産運用に関する書籍や雑誌が多く並んでいる。また、現代社会ではインターネットで無数の情報にアクセスできる。Web検索をすれば多くの金融メディアを見つけることができ、そこから投資に関する知識も得られるだろう。このように投資に関する情報収集は容易に行える環境にある。

ただし、情報があふれているということは、たくさんの情報の中から有用なものを選んでいかなければならないことを意味している。

資産運用セミナーを活用することも

資産運用に関する情報収集の手段として、セミナーに参加するという選択肢もある。実際、各地でさまざまな資産運用セミナーが行われている。

資産運用セミナーに参加することで、書籍やインターネットからの情報とは、異なる情報を得られるだろう。

次に、資産運用セミナーを活用するメリットとデメリット、選ぶポイントなどを紹介する。

資産運用セミナーに参加するメリット

効率的に資産運用を学ぶことができる

実際にセミナーに参加すると、効率的に資産運用について学べる可能性が高い。

自ら学ぼうとしてもなかなか集中できないという人であれば、セミナーで決まった時間が定められていることで、効率的に集中できるため時間が節約できるだろう。

また、よくまとめられたセミナーであれば、書籍やインターネットでの独学よりも早く資産運用の知識を習得することができる。

効率性を重視すれば、たとえ有料のセミナーであっても参加するメリットは大きい。

その場で質問ができる

セミナーに参加することのもう一つのメリットは、その場で質問ができることだ。

一般的に、資産運用セミナーでは知識や経験のある講師が講義をしてくれるが、講義の途中に質疑応答の時間を設けているセミナーがほとんどだ。特定の質問時間を設けていなくとも、セミナーの前後で個別に主催側に質問ができる機会はあるだろう。

セミナーに参加する場合、疑問に思ったことや不明な点をその場で質問し解決できる可能性が高い。この点は、独学にはない大きなメリットと言えるだろう。

無料で開催されるものも少なくない

多くの企業が自社の金融商品などの販売促進のために、無料でセミナーを開催している。

無料で開催されているからといって、商品の宣伝だけが行われているとは限らない。投資や資産運用を基礎から学ぶことができる有用なセミナーを無料で開催している金融機関なども多い。

こうした無料セミナーをうまく活用すれば、それぞれの商品について理解を深めながら、無料で資産運用の知識を習得していくことができる。

資産運用セミナーに参加するデメリット

特定の商品が推奨される可能性がある

無料で開催されるセミナーで多いケースとして考えられるのが、主催側の商品が推奨される可能性があることだ。

無料セミナーであってもボランティアで開催されるわけではない。通常、民間企業が無料で開催する資産運用セミナーは、自社の商品とサービスを紹介して顧客を獲得する目的で行われている。

つまり、主催側は最終的には参加者に自社の運用商品やサービスを販売したいと思っている。強引な勧誘はないにしても、勧誘目的で開催されているセミナーは少なくない。

基本的に推奨されるのは主催側で扱っている商品に限られる。仮に別の企業により条件のよい資産運用方法があるとしても、それらを提案してくれることは期待できないかもしれない。

逆に時間がかかる?近隣での開催がないことも

短時間で効率的に学べるというメリットがあるセミナーだが、時間面でデメリットになることもある。

特に、地方在住であれば、人口が多い大都市圏ほど、頻繁にセミナーが開催されていないかもしれない。さらに、近隣で希望のセミナーが開催されていないということも起こり得る。

会場が遠ければ、時間も交通費もかさんでくるので、会場に行くまでに時間がかかる点はデメリットとなるだろう。

悪質なものも存在する

残念なことだが、詐欺的な投資勧誘が後を絶たない。資産運用セミナーに参加する際にも、このような詐欺に巻き込まれないように注意する必要がある。

  • 「上場確実ですので、必ずもうかります!元本も保証します!」
  • 「△△社の株(社債など)を買ってくれたら、後で高く買い取ります。」

もし、セミナーでこのようなことがうたわれているならば、詐欺的商法の可能性が高い。そのような主催者のセミナーは避けたほうがよいだろう。

資産運用セミナー選びの注意点

セミナーを選ぶ際に気をつけておきたいポイントがある。

自分の関心に合ったセミナーであるか

セミナーの内容が自身の学びたいものであるべきことは言うまでもない。資産運用といっても、株式投資、債券、不動産などさまざまだ。

株式投資について知りたいなら、株式投資のセミナーに参加するべきだろうし、不動産なら不動産のセミナーを選ぶべきだろう。資産運用について全体的に幅広く知りたいのであれば、基礎から複数のジャンルについて幅広く扱っているセミナーもある。

自分のレベルに合ったセミナーであるか

知りたいジャンルが合致していても、レベルが違うセミナーに参加すると後悔することになりかねない。

同じ株式投資でも、未経験者向けと経験者向けのセミナーの内容は全く違ってくるだろう。自身のレベルに合ったセミナーかどうかは事前の確認が必要だ。

開催目的や費用の有無

セミナーの開催目的や費用についてもよく確認しておきたい。

無料セミナーが有料よりも質が劣ると一概には言い切れない。無料セミナーにも有用なものはたくさんある。だが、やはり無料で開催されるからにはそれなりの理由があるはずだ。例えば、無料セミナーで自社商品の勧誘を行うことがある場合はその旨が明示されているだろう。

純粋に知識を提供するセミナーなのか、顧客獲得を目的として開催されるセミナーなのかを把握したうえで、セミナーを選びたい。

主催しているのはどこか

主催がどのような団体や企業なのかも確認しておきたい。

デメリットで説明したが、悪質な投資勧誘があるのも事実だ。主催者が信頼の置けるところかどうかを事前に確認することも大切だ。

オンラインセミナーが注目を集める

資産運用のセミナーはオンラインでも行われるようになってきた。

新型コロナウイルスの影響で今までのように人を集められない

新型コロナウイルスの流行により、外出や集まることが制限されるようになり、これまでのように、決まった会場に参加者を集めることが難しくなってきている。そんな中、オンラインで資産運用セミナーが行われるケースも増えてきた。

このような形式のセミナーは「オンラインセミナー」や「インターネットセミナー」などと呼ばれる。また、Webとセミナーをかけ合わせた「ウェビナー」という造語で呼ばれることもある。

オンラインセミナーのメリット

オンラインセミナーであれば、参加者は場所を選ばない。わざわざ遠くの開催地まで行く必要はなく、出先からでもスマートフォンひとつで参加できるというメリットがある。

オンラインセミナーだからといって、ただ動画でセミナー内容を見るものだけではない。会場でのセミナーと同じように参加者と対話しながら進行するセミナーも少なくない。

今後はオンラインで開催される資産運用のセミナーも増えていくだろう。

資産運用について自ら学ぶ姿勢も大切

セミナーに参加すれば、独学よりも時間を節約でき、質問しながら効率的に資産運用の知識を習得できる可能性が高い。デメリットも考慮しつつ、自分に合った資産運用セミナーを見つけて活用することが重要だろう。

しかし、資産運用についてセミナーでしっかり学んだからといって、そこで終わりにはならない。投資環境は日々変化し、税制優遇などの制度も毎年のように変わっていく。

資産運用を続けるには、その後も学び続けなければならないだろう。セミナーに参加して受け身で教わるだけでなく、資産運用について自ら学ぶ姿勢も大切にするとよいだろう。

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株式会社ZUU

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